(確定申告)よくわかる!仮想通貨の収支計算(マイニング売買編)

 

 ザイフトークン大好き、せんちょです。

今日は仮想通貨のマイニングで取得したコインにおける収支計算について話をしたいと思います。

 

.仮想通貨(マイニング)の収支計算について

 こんばんわ、さいみーです。

 せんちょ、マイニングで取得したコインのどうやって計算したらいいの? 

 

 

 マイニングの計算は難しいよ。

 普段、売買しているザイフトークンとは分けて考えないといけないのよ。

 

 一緒じゃだめなの?。


2.仮想通貨に関する所得の計算方法について(国税庁)

 

 それが、だめなのよ。

 国税庁さんから「仮想通貨に関する所得の計算方法について」の情報提供があったからね。

 

 計算方法が違うから「まぜるな危険」なのよ。

 

国税庁の所得計算方法を見る(ここをクリック)


 

 

 実際にはどうやって計算したらいいの?

 

 

 私は税理士さんと相談して簡易な「総平均法」を使うことにしました。

 万が一、今担当してもらっている税理士さんが退職したとしても私でも計算できるしね。

 

 ただ、総平均法はあくまでも簡易的な計算方法なので移動平均法のように取引のつど計算しているものにくらべて、精度が落ちるようです。

 

 細かい話は税理士さんや所管の税務署さんに相談してね。

 

 私は仮想通貨売買の計算については、「国税庁 個人課税情報 第4号」

 ・第1項「仮想通貨の売却」

 ・第4項「仮想通貨の取得価額」を組み合わせて計算しました。

 ・第9項「仮想通貨のマイニング等」を組み合わせて計算しました。

 

 

 ここからがマイニングの収支計算のキモとなる部分ですよく聞いてくださいね。

 マイニングの収支計算は通常の「売買」と比べて大きく異なるところがあります。

 買うという行為がないため、自分で「取得時金額」を算出しないといけません。

 取得金額がわからないから「取得金額を0円」にして「売った金額」「全額課税対象」にしようという人がいますがこれは問題があります。

 イメージとしてはこんな感じです。

マイニングでコインを取得

(時価総額が課税対象)

 コインを売った

(差額が課税対象)

 2箇所が課税対象となりますので注意してください。(重要)

 

 取得金額は「マイニングにより取得した仮想通貨の取得時点での時価ですから、仮に取得したコインが時価100万円だった場合、それを0円にしてしまう事は、「取得分の100万円の収入を適正に計算していない」ことになります。

 ①「いつ」に

  「いくらのコインを取得」

 ②「取得したコイン」を

  「いつに売った」

 というのをちゃんと把握していないといけません。

 マイニングの取得日などは管理場所に履歴が残っていますので、取得時点での単価、時価総額を算出して収入として計上してください。

 (マイニングソフトよっては1日の合計数しかわからないものもあります。)

 マイニングで取得したコインについては、そのままでは時価総額がわからないため、主要な取引所のチャートから算出するしか方法がありません。

 

 

 「マイニングで取得したコインの取得時点での時価」については貰ってから日が経つと、チャートを遡るのは結構大変ですので取得した日に取引履歴に記録しておきましょう。


 

3.売った分に対応する取得金額の把握 

 

 先ほど把握していないといけないと話をしましたが、実際にはどうやってやったらいいかわからないと思うので、あくまで一例ですが以下を参考にしていただけばよいかと思います。


4.マイニングの収支計算

 

 これを見てもらえますか?。

 下の表から収支計算をしてみましょうか。

ストーリーとしては、以下のとおりとなります。

1)15枚のコインを取得した

 (時価総額は当時4,500円だった)

2)15枚のチップのうち

 10枚を売った。

 (10枚を入手した時の時価総額3 ,000円だった)

3)売れた10枚の売却額は6,000円だった。

4)残っている5枚については来年に売ることにした。

 

取引種別

金額

(円)

枚数

(MONA)

収入

(取得)

4,500 15

売り分

取得金額

3,000 10
売り金額 6,000 10
※上記の金額は、説明上の仮定の数字です。笑

 


 

1) マイニングして取得による利益額の算出

取引種別

利益額

(円)

収入

(マイニング)

4,500

 

2) 取得したコインを売買することによる利益額の算出

  ① 仕入平均単価の算出

売り分の

取得金額

(円)

売り分の

取得量

(MONA)

平均単価

(円)

①÷②

3,000 10  300

 

 ② 仕入額の算出

平均単価

(円)

売量

(MONA)

仕入額

(円)

①×②

300 10 3,000

 

 

 特に注意すべきは以下の項目です。

 ここはよく間違えると税理士さんから指摘を受けました。

 仕入れ額の算出については 「平均単価」×「売り量」=「売った分に対応する仕入れ原価」であるということです。

 「売った枚数」に対応する「仕入れ額(購入価格)」ですので、お間違いないようにお願いします。

 「買った枚数」ではありません。

 

 ③ 利益額の算出

売金額

(円)

仕入額

(円)

利益額

(円)

①-②

6,000 3,000 3,000

 

3) 利益額(マイニング分)

取引種別

利益額

(円)

収入

(チップ)

4,500
売金額 3,000
7,500

 

 取得金額」を0円で計算していたら「1,500円」の過少申告になっていたんですね。

 

 

 安易に「取得金額」を0円にしてはいけない理由がわかったでしょ。 

 

 ちゃんと計算しといたほうがいいね。


5.マイニングにかかる経費の計算

 国税庁さんからの「仮想通貨に関する所得の計算方法について」の情報によると

所得金額は、収入金額から必要経費(マイニング等に要した費用)を差し引いて計算します。 とあります。

 

 これでマイニングで取得したコインの計算はできるようになったね。

 上の情報から、コインを取得するために使った必要経費(設備代、電気代)を計上して差し引きます。

1)設備代

 まずは機器費については、マイニングするために購入した機器です。

 パソコンといってもマイニング以外で使っていた場合は「比率案分」する必要があります。

 といっても、そんなことは無理なので、マイニングの為だけに購入したパソコンのみ計上しましょう。

 そうしなかった場合、「過大計上」による修正申告となる可能性があります。笑

 

 ここに記載するものは領収書など、購入の証明ができるものに限ります。

しっかり、領収書は残しておきましょう。


 

2)電気代

 電気代ですが「マイニングをしていなかった頃」「電気料金明細」を用意しましょう。

 電気会社のホームページに行き会員登録すれば、たいていの所は見られるようになっています。

 

 必要なのはマイニングをする前の「使用電力量」である。

 「料金」じゃなく「使用電力量」なんですか?

 

 

 電気代の基本はすべて「使用電力量」で算出されるからです。

 基礎となるデータも使用電力量からの算出で行います。

 今回は「簡易的」な一例を紹介します。 

 

マイニングをする前の1年分の使用電力量から1日の「使用電力量」を算出します。

 

 

 1日の使用電力量が算出できたら、次に料金プランを確認します。

電力料金単価の確認します。 

 電気会社のホームページに行き会員登録すれば、たいていの所は見られるようになっています。

 

 

 そして「マイニングしている機器の使用電力量」を把握します。

・マイニング機器の「使用電力量」を確認。

 最近はエコブームのおかげで安価で手軽に使用電力量が測定できるようになっています。

 電気代を経費として計上したい方は、使用電力量の把握は「必須」ですので電力量計を購入しておいた方がよいでしょう。 


ELPA(エルパ) 簡易電力量計エコキーパー EC-05EB 1654300

(スイッチ無し)


ELPA 簡易電力量計 EC-03EB

(スイッチ有り)


 

 また、機器の運転状態の把握のためにも「必須」です。

 使用にあたっては「マイニングに必要ない機器はつながない」ことです。

 正確な計測ができなくなります。

 

 せんちょ、もう一通り必要な情報とか用意はそろったんじゃないですか。

 

 そうだね、あとはこの情報を元にして1日~31日までの電気料金単価を算出するだけだね。

 

電力会社の「料金プラン」に対応した日ごとの「電力量料金単価」の確認

 電気料金は使用電力量が積み上がる事で単価が変わるので累計電力量を算出して日ごとの「電力量料金単価」を設定します。

 

 

 さぁー最後の仕上げだ!。

 1年分の電気代を算出するよ。

・1年分の電気量料金を算出します。

 1月1日~12月31日の表を作成し、先ほど作成した1日ごとの電力量料金を入力していきます。


6.最終収支計算について

 

 みんな、ここまでよくついてきてくれた。

 後はすべての収益、経費を合算すれば終わりだ。 

 3) すべての利益額

(マイニング+経費)

取引種別

利益額

(円)

収入

(取得)

7,500

経費(設備代)

-190,000

経費(電気代)

- 3,486

-185,986

 今回、経費(電気代)については15枚を15日で取得したと想定し電気代は3,486円とした。

 初年度については、設備代が大きな経費となるため、マイナス計上(損失)となります。

 これですべての計算が終わりましたね。

 ここまで大変とは思いませんでした。

 

7.せんちょからみんなに伝えたいこと

 日々、少額のマイニングコインの取得だからとあなどってはいけません。

 数年後に数10倍、数100倍になってしまう仮想通貨もあるかもしれません。

 

 それに備えて、きちんと収支計算をしておくことは大切です。

 あなたのその知識と経験は決して無駄になることはありません、今からでも始めましょう。

 

 

 お金がもったいないからと、自力でやることは非常に危険です。数万円をケチったばかりに人生を棒に振ることになるかもしれません。

 収支計算にあたっては、知識と経験豊かな税理士さんを入れるようにしましょう。

 ぜひとも税理士さんとの契約をおすすめします。

 税理士さんの確認を受けて提出した確定申告と自力でやった確定申告。

 税務署の方はどちらを調査をしたほうがより、税金を徴取する余地があるかと考えるでしょうか? 

 書類に税理士さんの判子があるのとないのとでは書類の信頼度と税務署さんの印象も違うでしょうから
数年後に自分の知らないところで威力を発揮してくれることでしょう笑

 税務署員「仮想通貨の収益か、会計事務所はここか、大丈夫そうだな、よし自己申告のこっちを調べるか」
みたいな笑

 収支計算、確定申告などについては、計算方法等が変更となる場合があるため所管の税務署、税理士さんなどとよくご相談のうえで適切な処理を行ってください。

 

私が今回の件で特に伝えたいことはこちらです。

 

1 ) 少額のマイニングの取得だからとあなどってはいけない。

2 ) 時価総額の算出は、主要な取引所のチャートから取得が便利。

3 ) 時価総額の算出ができないからと取得金額を「0円」にしてはいけない。

4 ) マイニングの通貨ごとに収支計算を行う事。

5 ) 売買とマイニング経費は分けて計上する。

6 ) 電力量計による「使用電力量」と「機器の状態監視」必ず行う。

 

 

 個別の相談は税理士さん等の有資格者しかできませんのでご理解ください。

 

 それではみなさん、機会があればお会いましょう。 


 

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