↑よかったら使ってやってくださいね(^^;)
艦船模型大好きせんちょです。 主砲の撃てる艦船模型が欲しい!という衝動だけで自作の艦船模型を作っていた時期がありました。 はじめての人にもやさしく説明しますね。
1.基本コンセプト
友人たちと話し基本コンセプトを設定しました。 私のBB弾主砲搭載艦一撃で船体を損傷又は横倒しすることが可能です笑 直撃を受ければ数万円のラジコンが水没する、まさに大人の遊びです。
2.船体の製作
主砲が撃てる船ともなればそれなりの大きさが必要となります。 実艦ではスケールが合わないため架空艦としました。 サテライトイージス艦「DDX-723(なつみ)」と命名しました。 特徴はガンダムXのサテライトキャノンを装備したイージス艦です。 BB弾による主砲発射、自動給弾が可能 です。
イメージ映像です 笑


「イージス艦こんごう」のペーパークラフトを拡大コピーして図面を描きだしていきます。
船体は1.2mの大きさとなります。
立体的な船体を作り出すためのフレームを用意します。 これを製作していた当時はまだ独身でワンルームに住んでいました 笑
フレームを組んだら、船体の板張りを開始。 この便利なクリップは100均で調達しています。
板はヒノキで、船体に沿って貼り付けていきます。 なかなか地味な作業です。
FRPの樹脂材で表面コーティングしてすき間を埋め防水性を高めます。 ガラケーが時代を感じます、当時は「Jフォン、ボーダフォン」ユーザーでした。(遠い目)
ポリパテで埋めて平らにしてます。 パテの量より削る量の方が多いので困ったものです。 サーフェイサーを吹き付けて凹凸や平滑さを確認します。
上部の甲板部分を作っていきます。 ペーパークラフトの図面を参考にしているので楽でした。 形が整ったところで軽量エポキシパテで先端のバルバスバウ部分を作っていきます。
3.艦橋等の装飾関係
近未来的にしたかったのでアニメ「タクティカルロア」の護衛艦「パスカルメイジ」を参考にしました。 アニメ制作会社「アクタス」さんに事情を説明しパスカルメイジのペーパークラフトをご厚意により提供いただきました。拡大コピーして立体化しています。 FRPプレートやヒノキの板を張り合わせて艦橋や側面のバルジ部分を作っていきます。
ガラリや窓、凹凸などをつけて見た目に変化をつけていきます。
船体に装飾を施していきます。 錨や電気配線用リングスリーブを使って排水孔を取り付けます。 真鍮棒を接着し溶接跡を再現します。 これにより見た目がかなり引き締まってきます。
側面の艦番号、後部の艦名のデザインをしました。 友人がイージス艦「みらい」を製作中、横に並ぶ船は何が良いだろうと考えていました。 私の中で「みらい」といえば「なつみ」ということでそうなりました笑。 仲間内では「ママ4(よん)艦隊」と呼ばれています。 というわけで、艦番号、艦名もこうなりました。
4.船としての機能的部分の製作
船として必要な部分を製作していきます。 スクリューが2個ついています。 互いに回転トルクを打ち消しできるような構造が必要となります。 パンチングメタル、ピニオンギア、ツバ付きステンレスベアリングを使って2軸反転ギアを自作します。 航続時間のことを考え低回転、高トルクモーターでのダイレクトドライブとしました。
回転数は6400rpmで60ターンのものを採用しています。
スクリューとスクリューガードを取り付けていきます。
横揺れ防止対策のためビルジキールを取付けました。 あわせて旋回時のロール対策としてフィンスタビライザーも取付けます。 制御は舵のサーボからパラに同調をとります。
舵のサーボに連動してフィンスタビライザーのリンケージを組んでいます。 旋回の遠心力に対して反対に押さえ込む力を発生させて水平を保つようにします。
ギアの芯出しとスクリューブラケットの配置に問題がないかスクリューを動かして確認します。 グリスをさしてないので音がうるさいですがご了承ください。
ラジコンなので仮組みして速力テストしてみましたが、歩く速度以上でスケール速度無視で爆走しています 笑
艦首に前部スラスターを取り付けします。 これにより真地旋回が出来るようになります。
艦尾に後部スラスターを取り付けします。 これにより超真地旋回および、タグボートを必要としない接舷が可能となります。 超真地旋回と接舷時の切り替えについては、スラスター用のアンプを2モータ&リレーにより制御します。
5.攻撃兵装の製作
主砲発射管制、ロケット花火、舵に連動して音声を鳴らすなどギミック満載の予定なので 試作品を作ります。 被弾した場合、振動センサーに連動して喋ります 笑 「二番、SPYレーダー故障!」 「シースパロー発射!」などなど
これが、肝心のチップです、サンプリングレートを抑えれば100秒は録音できるしこのサイズでアンプ内蔵の優れもの。 価格も1枚1800円と格安。 これを戦闘準備編、索敵編、攻撃兵装編、被弾編と4枚組み合わせて使用します。
主砲の制御を行うので発射管制用のタイマー回路を製作しました。 回路設計したり試作品を作ったり、既製品を探したりと苦労しました。 発射サイクルはツマミで調整できるようにしてあります。
各方面からエアガンの無償提供&破壊了承を受けてついにBB弾発射可能な主砲が完成しました。 「サテライトキャノン速射砲」笑 パーツを移植して出来上がる試作品、主砲1基数万円 笑 10数年ぶりにエアガンのカスタムパーツで1万円もつかってしまった。 砲台部分は砲身のぞいて5センチです。 私の技術ではここまで小さくするのが限界でした。
主砲旋回部の動作をスムーズにするため、ベアリング台座を作成しました。 ホームセンターにてハンマーキャスターを購入し、4mmのボールベアリングを取り出します。 取り出したボールベアリングを主砲下部に配置、2mmのヒノキ板と0.5mmのFRPをサンドイッチした押さえ板を取り付けます。
主砲旋回機構については、タミヤの70Tスパーギアと25Tギアとを組み合わせて230度~270度まで旋回します。 自動給弾装置を追加しました。 給弾速度は調整可能で60~230発/minの発射が可能です。
旋回しながら主砲発射できるようになりました。 試行錯誤の2年でした。 テストですので主砲発射間隔はゆっくりめですが、0.5秒間隔なら120発/min、1.0秒間隔なら60発/minとなります。 自動給弾装置のおかげで保有弾数は500発となっています。
主砲発射動画です。 悪用防止のために詳細な作成方法はホームページに書きません、各規制等に準拠して威力も制限しています。 稼働するモデルということで満足です。
ヘリ甲板用にアオシマのUH-60のプラモにラジコン仕込みました。


長くなってきたので第1弾はここまでとします。笑
次はプラモを改造した「ノーチラス艦隊(プラモ改造バージョン)」をお送りする予定です。
6.せんちょからみんなに伝えたいこと。
既製品が無いからあきらめてしまうのではなく「無いから作ってしまおう」というのも面白いですよ。笑 作品を作っていく中でいろいろな人と知り合いになったり、意見交換したり、ご飯を食べに行ったりすることもあります。 趣味にとどまらず、良い意味で自分の人格形成に大きな影響を与えてくれる人もいます。 発想力、独創性を鍛える意味でも非常に良い勉強になりました。
7.せんちょからのおしらせ


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